25日に出発するシドニー発ロンドン行きのエコノミークラス往復航空券は、アブダビ経由のエティハド航空が1861豪ドル(1399.59米ドル)で最安値だが、中東を避ける場合の1回乗り継ぎにおける最も安い選択肢は、サンフランシスコ経由のユナイテッド航空の3144豪ドル、バンコク経由のタイ国際航空の3901豪ドルとなる。

バンク・オブ・アメリカのアナリストチームは最近のノートに「予約の時間差や旅行者のリスク回避傾向を考えると、アジア・欧州路線の価格高騰とシェア拡大は紛争終結後も6カ月から12カ月は持続してもおかしくない」と記した。

大韓航空が発表した第1・四半期の暫定決算では、欧州路線の業績が好調だったおかげで、営業利益が前年同期比47.3%増となった。

同社はこの増益について「中東紛争に伴う欧州・アジア間の需要増加」が一因と分析した。欧州路線の旅客収入は前年同期比で18%増えた。

今後に関しても中東の航空各社による供給減少を受けて「堅調な乗り継ぎ需要」が期待できるとしている。

一方、カンタス航空もこうした需要変化を取り込もうと運航体制の調整を進めており、米国路線や国内線の供給能力を振り向ける形で、パリやローマへの便数を拡充した。

同社は「顧客が代替ルートを探していることから、欧州への国際旅行需要は引き続き高水準にある」と指摘した。

[ロイター]
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