コロンビアのペトロ大統領は、異議を唱える中南米の指導者に対する米国の圧力は、米国の影響力に対する「反乱」につながりかねないとの見方を示した。18日に掲載されたスペイン紙エル・パイスのインタビューで述べた。

ペトロ氏は左翼ゲリラ組織左翼ゲリラ組織4月19日運動(M19)の元メンバーでトランプ米大統領と度々対立、トランプ政権は国際的な違法薬物取引への関与を理由に、ペトロ氏を米財務省外国資産管理局(OFAC)の制裁リストに掲載した。

ブラジル、OFACの制裁は「異議を唱える政治を掲げるわれわれ」を脅迫するための政治的手段として利用されていると指摘。「数世紀前のスペイン国王が採用していたようなシステムだ。それに対する中南米の反応は反乱だった。米政府が中南米との関係を見直さなければ、今まさに同じことが起こるだろう」と述べた。

ペトロ氏によると、ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束するため首都カラカスを軍事攻撃したことで、多くの指導者が恐怖を感じた。

ただ、トランプ氏との個人的な関係は良好とし、最近2度会談し互いの誤った認識を払拭したと述べた。ワシントン訪問は「ひざまずいて懇願するため」ではなく、対等な立場で会談したという。

ペトロ氏は、スペイン、ブラジル、メキシコの首脳らとともにバルセロナで開かれた首脳会議に出席していた。2022年に選出された同氏は今年8月に任期満了を迎える。

[ロイター]
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