[上海 8日 ロイター] - 世界的な大手投資銀行は現在、中国が年内に政策金利を据え置くとの見通しを示⁠しており、従来の利下げ予想を後退させている。中東紛争の影響が限定的とみられるためという。

ゴールドマン・サックスの中国担当⁠エコノミスト、シンチュエン・チェン氏はノートで「ホル⁠ムズ海峡を巡る混乱の中でも中国が比較的底堅いこと、1─2月の経済活動指標が予想を上回ったこと、そして3月の生産者物価指数(PPI)がプラスに転じる可能性が高いことを踏ま⁠えると、2026年に政策金利が引き下げられる明確なカタリストは見当た⁠らな⁠い」と述べた。

その上で、第3・四半期における10ベーシスポイント(bp)の利下げ予想を基本シナリオから削除。一方で、預金準備率の引き下げ幅については50bpという見通しを維持している。

スタンダ⁠ードチャータードの大中華圏・北アジア経済調査担当責任者、シュアン・ディン氏は「中東紛争は確かに中国に影響を与えたが、その影響は他国に比べて小さいだろう」と指摘。「中国は(現時点では)利下げの可能性⁠を事実上排除しており、短期的に利上げの必要もない」と語った。

ANZのアナリストはノートで「成長モメンタムが政策目標の範囲内にあるため、26年および27年の利下げはもはや予想していない」と述べた。

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