[ワシントン 6日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が6日発表した3月の非製造業総合指数は54.0となり、2月の56.1から低下した。市場予想は55.0だった。⁠指数は50を上回ればサービス部門の成長を示す。

イランとの戦争がインフレ圧力を高めていることを示す初期の兆候として、企業が投入資材に支払う価格を示す指数は2月の63.0から70.7に急上昇し、2022年10月以来、⁠約3年半ぶりの高水準となり、上昇幅は13年超ぶりの大きさとなった。

サプライヤーの納⁠品状況を示す指数は53.9から56.2に上昇。50を超える数値は納品の遅延を示している。食品・飲料・たばこメーカーは「コンテナの遅延」を理由に挙げている。

新規受注指数は58.6から60.6へと上昇し、2年ぶりの高水準。しかし、輸出受注の伸びは大幅に⁠鈍化し、受注残の増加ペースも和らいだ。

雇用は縮小し、指数は23年12月以来の低水準に落ち込ん⁠だ。

中東⁠紛争が2カ月目に突入する中、建設業から卸売業にいたる幅広い企業が、紛争が不確実性を一層高めていると指摘。ISMによると、小売業、農業・林業、行政を含む3業種が縮小した。鉱業の一部の企業は「イラン紛争による政情不安のため、⁠国際的な事業が減少している」と述べた。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、プリシラ・ティアガモアティ氏は「サービス業はまだ拡大しているが、逆風が強まっている」と指摘。「雇用が軟化し、インフレ圧力が再燃しつつある中、今回のデータは物価上昇圧力が高まる一方で成長が鈍化し⁠ていることを示唆している」とし、連邦準備理事会(FRB)は難しい舵取りを迫られると述べた。

今回の内容は、FRBが当面、政策金利を据え置くとのエコノミストの見方を裏付ける形となった。紛争によるインフレの影響を踏まえ、FRBによる年内の利下げ観測は大幅に後退している。

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