サウジアラビアの最高権力者であるサルマン国王が国家の政策に最終決定を下すのは異例なことではない。しかし、アラムコ上場はムハンマド・ビン・サルマン皇太子が進める経済改革の目玉だっただけに、国王の反対は皇太子の決定権を抑制する動きとも見て取れる。

国王がアラムコ上場計画のどの点に反対したかは不明。

ただ、業界の専門家や関係筋が先にロイターに語ったところでは、IPO準備が遅れている理由は少なくとも2つあり、一つは皇太子がIPO計画を発表した際に示した2兆ドルという評価額を巡る疑念、もう一つは海外上場に伴う法的リスクや厳格な情報公開義務を巡る懸念という。

[ロンドン 27日 ロイター]
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