Phuong Nguyen Zaheer Kachwala

[16日 ロイター] - ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストが16日発表した2025年第4・四半期決⁠算は、純損益が35兆2000億ドン(13億4000万ドル)の赤字となり、赤字幅は前年同期比46.5%拡大した。計画中の米南部ノースカロライナ州工場に関連⁠する減損処理が響いた。

赤字額は前期比でも15%増加した。損失⁠のうち2億3560万ドルは、同工場の資産価値見直しに伴うもの。

レ・ティ・トゥ・トゥイ会長は投資家向け説明会で「米市場には全力を注いでおり、準備を水面下で進め⁠てきた」とし、2028年のソフトローンチ(試験的な稼働開始)を目指す⁠とし⁠た。同社は24年に、EV市場の先行き不透明を理由に同工場の建設を延期していた。

一方、ベトナム国内の需要は堅調だ。ビンファストの第4・四半期のEV納車台数は8万6557台と、前期比で127%、前⁠年同期比で63%それぞれ増えた。このうち約80%を国内向けが占めた。また、電動二輪車の納車台数は前年同期比450%増の約17万2000台に達した。今年半ばからハノイ市中心部でガソリン二輪車の乗り入れが禁止されることが背景にある。

今年⁠は世界で少なくとも30万台の納車を目指すほか、二輪車の納入台数を25年比2.5倍に引き上げる目標を掲げ、インド、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンなどの市場に狙いを定めている。

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