[北京 16日 ロイター] - 中国外務省報道官は16日の定例記者会見で、トランプ米大統領の訪中計画について、中国と米国が意思疎通を続けていると明らかにした。トランプ氏が習近平国家主席との首脳会談を延期する可能性に言及したとの報道について質問を受け、回答した。
トランプ氏は英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、ホルムズ海峡を通る海運の恩恵を受けている国々は海峡の安全確保に協力すべきだと発言。「中国も協力すべきだ。中国は石油の90%を同海峡から得ている」と述べた。また、訪中前に中国の立場を把握したいとし、訪問を「延期する可能性もある」と語った。
米ホワイトハウスはこれまで、トランプ氏が3月31日から4月2日にかけて訪中すると発表していた。
同報道官は、国家元首による外交は米中関係に戦略的な指針を与える上で、かけがえのない役割を果たすと述べた。
また中国側は、訪中に同行する見通しのルビオ米国務長官の入国を認める姿勢を示唆した。ルビオ氏は米上院議員だった2020年、香港や新疆を巡る発言を理由に中国から制裁対象とされている。
報道官は「中国の制裁は、ルビオ氏が米上院議員在任中に中国に関して取った言動を対象としたものだ」と述べた。
中国と米国の当局者は今週、パリで協議を行う予定で、農業、重要鉱物、管理貿易などの分野で合意の可能性を探る。こうした議題は北京でのトランプ氏と習氏の首脳会談でも取り上げられる可能性がある。