Sam Li Lewis Jackson Siyi Liu
[北京/シンガポール 12日 ロイター] - 12日の原油先物は上昇。イランが中東全域で石油・輸送施設への攻撃を強化したことを受けた。
0354GMT(日本時間午後0時54分)時点で、北海ブレント先物は8.54ドル(9.28%)高の1バレル=100.52ドル、米WTI先物は7.22ドル(8.28%)高の94.47ドル。
イランは11日、原油価格が1バレル当たり200ドルに達する事態に備えるべきだと警告した。
INGは「原油価格が持続的に下落する唯一の道は、石油がホルムズ海峡を流れるようにすることだ」と指摘。「それができなければ市場の高値はまだ先にあることを意味する」と述べた。
イラク港湾公社幹部は11日、同国産燃料油を積んだ外国籍タンカー2隻が領海内で攻撃を受け、火災が発生したと述べた。治安当局の初期調査によると、爆発物を積んだイランからのボートが2隻を攻撃した。
IEAは11日、加盟国による4億バレルの戦略石油備蓄放出で合意した。米国は1億7200万バレルを放出する。
ムームーANZの市場ストラテジスト、ティナ・テン氏は「IEAによる備蓄放出は一時的な解決策に過ぎないかもしれない」と指摘。「ホルムズ海峡経由の石油輸送の混乱や、一部の中東諸国における大規模な生産停止が長期的な供給逼迫を引き起こす可能性がある」と述べた。