Ahmad Al Kerdi Maayan Lubell

[ベイルート/エルサレム 9日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)は9日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボ⁠ラと戦っているイスラエルの攻撃を受け、レバノンではこの1週間に70万人近くが避難生活を余儀なくされていると発表した。戦闘は2週目に入った。

レバノン当局は、イ⁠スラエルの攻撃によりレバノンで500人弱が死亡したと発表し、犠牲者数は1日当⁠たり100人程度増え続けていると非難している。

ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデル氏は「レバノン全土で約20万人の子どもを含む約70万人が自宅を追われ、避難生活を余儀⁠なくされている」と報告した。また、「数千人もの子どもたちが寒く過密状態の⁠避難⁠所で過ごしている」と問題視した。

イスラエルのカッツ国防相は9日に軍北部司令部を視察した際、大規模な避難は「この地域をより安全にする」機会だとコメントした。イスラエル軍は8日、レバノン南部で兵士2人が死⁠亡したと発表している。

レバノンは、首都ベイルートにある同国最大規模のスポーツ施設「カミーユ・シャムーン・スタジアム」を避難所に転用した。避難者たちは9日、寄付された衣類の箱を漁り、寒さをしのぐためのコートやセーターを探していた。市内各地には避難者用⁠のテントも設営されている。

レバノンのスポーツ施設を統括するナジ・ハムード氏はロイターに対し「この危機が長引かないことを願っている」とコメントした。

2024年のヒズボラとイスラエルの戦闘では、レバノンで100万人を超える避難者が出た。

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