Lucia Mutikani
[ワシントン 5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した第4・四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)統計では、生産性が年率換算で前期比2.8%上昇した。鈍化はしたものの、堅調な傾向が続き、人件費の上昇が抑制されている。
ロイターが調査したエコノミスト予想は1.9%上昇だった。
第3・四半期は5.2%上昇に上方修正された。前回発表は4.9%上昇だった。
第2・四半期も、前回発表の4.1%からわずかに上方修正され4.2%となった。
前年比では2.8%上昇。2025年年間では2.2%上昇となった。
第4・四半期の生産性の前期比伸び鈍化は、国内総生産(GDP)成長率が第3・四半期の4.4%から1.4%に急減速したことに象徴される。エコノミストは、人工知能(AI)の急速な導入が生産性を押し上げ、人件費を抑制すると予想している。
生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは2.8%上昇した。第3・四半期は1.8%低下(前回発表は1.9%低下)だった。第2・四半期は2.9%低下で修正はなかった。
前年比では第4・四半期の労働コストは1.3%増加した。25年年間では1.9%増加となった。
キャピタル・エコノミクスの北米担当副主任エコノミスト、スティーブン・ブラウン氏は「原油価格の急騰と最近の商品価格インフレ強まりの兆候は、短期的には米連邦準備理事会(FRB)にとっての警戒感につながるだろうが、単位労働コストの伸び率が低いことは、原油価格がこれ以上上昇しない限り、サービス業のディスインフレがさらに進むとの見方を裏付けている」と述べた。
この統計は連邦政府閉鎖により発表が遅れていた。