いま多くの人が「頑張らなきゃ」「苦しくてもやらなきゃ」と、辛さの中で生きていますよね。そんな時代に、「楽しむ」という価値観の本が、イノベーション部門で受賞する。これはすごく象徴的な出来事で、僕にとっては希望でもあります。
読者の方からよく言われるのが、「楽しむことを忘れていました」という言葉です。みんな本当に一生懸命働いている。でも、ふと立ち止まって「何のために働いているんだろう」と考えたときに、「楽しめていなかったな」と気づいて、楽しむことを重視しようとする。そうすると、人間関係が良くなったり、幸福度が上がったりするんですよね。
家族のため、子どものため、誰かと仲良くするために働いているのに、働くことに追われて、大切な人との時間を忘れてしまう。そんな状態から、「楽しむ」という感覚を取り戻すことで、家族関係やスタッフとの関係が良くなったという声もいただきます。
「やり方」よりも「あり方」が大事になっていく時代に、この本が読者のみなさんに選んでいただけたことは、次の時代にも合っている気がしています。読んだ方が、より楽しく、幸せに働けるようになったら嬉しいです。
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