米軍はこれまで、高性能で高価なドローンを主に運用してきた。ミサイル発射後に帰還可能な、プレデターに代表される再利用型無人機だ。一方ウクライナは、安価なドローンを大量に使い、機体そのものが弾頭として機能する方式が極めて効果的であることを示した。

中東全域で対テロ作戦に従事した元CIA標的分析担当官ブランダン・ブラックバーンは、「最初は試行錯誤が必要になるだろうが、ウクライナの助言や専門知識が役に立つ」と述べた。

当面の戦い方も変化したようだ。ワシントンの強硬派シンクタンク「民主主義防衛財団」で米国の防衛戦略を研究するライアン・ブロブストは、米軍や同盟国のSNS投稿から、航空機の機関銃やレーザー誘導ロケット弾など、比較的安価な兵器を使ってイランのドローンを撃ち落としていることが読み取れると指摘した。

例えば、アラブ首長国連邦軍(UAE)が投稿した動画では、米国製アパッチ攻撃ヘリコプターが大型機関砲でシャヘド・ドローンを撃ち落とす様子が映っている。

「米国はここ数年、対ドローン戦で大きく前進した」とブロブストは語った。「しかし、ウクライナから学ぶべき点は依然として多い」

航空優勢の前提が崩れる