<新作映画を語りながら、ショーン・ペンは時代の不誠実さにも怒りを向ける。戦争だけでなく、見て見ぬふりそのものが批判の対象だ──(インタビュー)>

※この記事の前半はこちら:【前編】「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショーン・ペンが語る映画と権力の責任

──あなたが演じる大佐は、過激な人種差別集団に加わろうとする。そのような行動がいまアメリカで蔓延していると思うか。

ああ、間違いない。MAGA(アメリカを再び偉大に)運動の支持者たちは、有色人種やマイノリティーっぽい外見の人たちを「自分よりも劣った存在」だということにしないと、自分を保てないんだ。

とても哀れなことだし、憎むべきことだ。こうした態度の根っこには自己嫌悪がある。人間は他者に対してだけ憎悪を抱くことはできない。他者への憎悪は、実は自己嫌悪の表れなんだ。

──抗議活動のシーンは、今の社会状況を予見していたかのようだ。映画で描かれたディストピアがこれほど早く現実になると思っていたか。

(ミネアポリスでトランプ政権の移民当局職員により)2人の市民が射殺された。(2件目の事件に関しては)分かっていないことも多いが、少なくとも2件目は殺人以外の何物でもない。

ポールの脚本を読むと、こうした出来事が予見されていた。思わず笑ってしまったのは、社会で起きるに違いないと思っていたことがそこに書いてあったからだろうな。状況は、これからもっと悪くなるはずだ。

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