物価連動債に脚光
こうした動きは世界の債券市場を直撃し、投資家はインフレが将来のリターンを目減りさせる固定利付資産から撤退しつつある。
最も顕著なのは短期債だ。英2年債利回りはこの1週間で約50ベーシスポイント(bp)急上昇し、22年の「トラス・ショック」以来の大規模な売りに見舞われた。
2年債利回りはドイツとオーストラリアも同期間に30bp超上昇した。米2年債は比較的穏やかな13bpの上昇にとどまった。
こうした中、投資家の関心は物価連動債に向かっている。
英国の5年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI、物価連動債と名目債の利回り差)は2月末以降28bp上昇した。9日は約3.5%と昨年4月以来の高水準を付けた。
米国の5年物物価連動国債(TIPS)利回りは過去1週間で4.2bp上昇したのに対し、名目利回りは15bp上昇した。
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