さらに、株式市場全体に下落圧力がかかる中では、「高配当株」への投資も有力な選択肢となります。有利子負債が少なく手元資金が豊富(キャッシュリッチ)で、安定した配当を出し続ける企業は、株価が下落した際に配当利回りが上昇するため下値が支えられやすくなります。
具体的には、三大メガバンクの一角である三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や、長年にわたり高配当を維持してきた日本たばこ産業(JT)<2914>、海運大手の商船三井<9104>などが高配当銘柄として広く知られています。
配当収入という安定したインカムゲインを確保しながら、相場の荒波を乗り越えられる点が高配当株の大きな魅力です。
不透明な相場では一時的に資産が目減りするリスクは避けられませんが、長期投資においては「相場に居続けること」が重要な戦略になります。ディフェンシブ株や高配当株などをうまく取り入れて、逆風下でも資産を守り抜くポートフォリオを構築しましょう。
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[筆者]
山下耕太郎(やました・こうたろう)/トレーダー、金融ライター
一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て、個人投資家・トレーダーに転身。株歴20年以上。現在は、日経225先物・オプションを中心に、現物株・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。趣味はウィンドサーフィン。
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