[ブリ‍ュッセル 9日 ロイター] - 米国が、北大西洋条約機構(NATO)の統合軍司令部の2つの主要な司令官ポストについて、欧州側に引き渡すことが分かった。軍事筋が9日、ロイターに明らかにした。今回の動きは、欧州諸国が自国の安全保障にさらなる責任を持つべきだというトランプ米大統領の要求に沿ったものとなる。

匿名を条件に話した関係筋によると、司令部再編の一環として、現在米国の提督が指揮するイタリア・ナポリと米バージニア州ノーフォークにあるNATO統合⁠軍司令部の指揮を欧州側が引き継ぐこと‍になる。

軍筋および事情に詳しい別の人物によると、米国は連合航空司令部、連合海上司令部、連合陸上司令部の3つの司令‍部の指揮を執るという。こ‍れらは、若干下位の司令部‍であるものの作戦について重要な責任を負う。

計画されている変更について尋ねられたNATO当局者は「同盟国は、NATOの指揮系統全体にわたる⁠新たな責任の配分について合意しており、これによりNATOの最新加⁠盟国を含む欧州同‍盟国がNATOの軍事指導においてより重要な役割を果たすことになる」と説明。今回の決定は「将来のローテーション計画」に関連するものであり、詳細は適切な時期に公表されると述べた。

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