Gayatri ‍Suroyo Stefanno Sulaiman

[ジャカルタ 5日 ロイター] - インドネシア統計局が5日発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.39%増加した。アナリスト予測を上回り、2022年第3・四半期以来の高水準となった。

16兆2300億ルピア(9億6500万ドル)規模の景気刺激策が奏功した。

第3・四半期の5.04%から加速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は5.01%だった。

季節調整前ベースでは、前期比0.86%増加した。

25年通年の成長率は前年比5.11%。前年の5.03%から加速し、22年以来の高水準となった。

政府は25年の経済成長目標を5.2%としていた。26年は5.4%に設定している。

25年通年の家計支出は4.98%増加し、19年以来の高水準を記録。投資は5.09%増と、18年以来の高⁠い伸びとなった。

第4・四半期の家計支出は5.11%増加‍し、2年超ぶりの高い伸び率となった。

ANZのエコノミストのクリスタル・タン氏は「25年9月の財務相交代に伴う財政政策スタンスの転換を受け、第4・四半期に内需が回復した」‍と指摘し、そのペースを「堅調」と評した‍。

ペルマタ銀行のエコノミスト、ジョシュア‍・パルデデ氏は、世界的な逆風を理由に今年の成長率を5.1─5.2%と予測している。

メイバンクのエコノミスト、ブライアン・リー氏は最近の株価急落について「消費者信頼感を損なう可能⁠性がある」と指摘した。

<データの信ぴょう性>

一方、一部のエコノミストは25年の税収減⁠や外国直接投資の伸び悩み‍など他の指標に言及し、GDP統計の信ぴょう性に疑問を呈した。

インドネシア大学の経済学者リズキ・シレガル氏は「税収が少ない上に、さえない労働市場や例年より低い観光活動が報告されている状況で、(家計支出の)伸び率が依然として高過ぎるのではないか」と述べた。

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