インドのモディ首相は26日、中国が主導する国際開発金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の年次総会に出席し、AIIBが今後2年間に総融資規模を10倍に拡大し、地域の資金需要をより迅速に満たせるよう支援してほしいとの考えを示した。

年次総会はムンバイで開かれた。

首相は、現在までのAIIBの融資総額は40億ドルだが、2020年までに400億ドル、2025年までには1000億ドルに増やしてもらいたいと述べた。

AIIBは2016年1月に開業。現在は87カ国・地域が加盟し、資本金は1000億ドル。これまでに12カ国で25件のプロジェクトを承認している。

中国とインドはライバル関係にあるものの、インドはこれまでにAIIBから約13億ドルの融資を受け、最大の受益国となっている。

モディ首相は、発展途上国でインフラ整備に向けた資本の調達は困難であるため、AIIBなどの国際機関が「中心的な役割」を果たすことができると指摘した。

一方、AIIBの金立群総裁は、現在から2030年までにアジアのインフラ投資が従来の約3倍の年2兆ドルに増加する必要があると述べ、「非常に大きな課題だ」と付け加えた。

[ムンバイ 26日 ロイター]
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