Anirban ‍Sen

[ニューヨーク 7日 ロイター] - ヘッジファンドの2025年運用成績は堅調だった。幅広い株価指数が過去最高値近辺で取引を終えたことや、米国の貿易政策を巡る不確実性をきっかけにした債券や通貨のボラティリティー拡大が追い風だ。ゴールドマン・サックスのプライムブローカレッジ部門の顧客向け資料で明らかになった。

同資料によると、株式に投資するヘッジファンドの年間リターンは16.24%で、S&P総合500種の上昇率の約16.4%にほぼ匹敵した。

テクノロジー・メディア・通信(⁠TMT)セクター向け投資ファンドの年間リ‍ターンは13.5%、ヘルスケア向けのロング・ショート型ファンドは27.2%だった。

アルゴリズムやあらかじめ定めたルールに基づくシステマ‍ティック運用型の株式ファンド‍や、クオンツファンドのリターン‍は25年12月が平均2.4%、年間で19.11%となった。

ゴールドマンが管理する顧客の取引の総レバレッジ(借り入れやデリバティブを使ったポジシ⁠ョン拡大の度合い)は25年12月に7.7ポイント上がって292.8%に達⁠した。これはヘッジフ‍ァンドが投資家からの資本100ドルで、平均300ドル近くのロング・ショートを構築したことを意味している。

グローバルなロング・ショート型ファンドの場合、総レバレッジは過去最高の213.2%を記録した。

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