Alessandro ‍Parodi

[2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラの欧州市場での2025年12月の販売台数は、ノルウェーなどの一部の国を除いて前年同月比での減少が目立った。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が欧州の極右政治家を支援したことへの反発や、競争が激化する中でテスラ車のラインナップが陳腐化していることなどが低迷を招いた。

ドイツ、英国に次ぐ欧州3番目の新車市場となっているフランスの業界団体PFAは2日、テスラの12月の販売台数に当たる登録台数が66%減の1942台になったと発表。25年通年では前年より37%減った。

モビリティ・スウェーデンによると、スウェーデン⁠では12月に前年同月比71%減の821台と落ち込み、‍25年通年では70%減だった。

公式データによると、ポルトガルでは12月に前年同月比13%減の1207台、スペインも44%減の1794台、ベルギーも28%減の1084台とそれぞれ落ち込ん‍だ。25年通年ではポルトガルが前年より‍22%、スペインが4%、ベルギーが53%それぞれ‍減少した。

一方、新車市場のほぼ全てをEVが占めているノルウェーでは12月に前年同月比89%増の5679台に達し、25年通年のブランド別シェアで19%超を占めた。

イタリアでも12⁠月に前年同月比85%増の2519台、スイスでも76%増の1570台。ただ、25年通年ではそれぞ⁠れ前年より18%、28%減った。

‍欧州自動車工業会(ACEA)によると、25年1―11月のテスラの欧州と英国、欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国でのシェアは1.7%となり、前年同期の2.4%から低下した。電池だけで走るバッテリー電気自動車(BEV)全体の販売台数は、新車販売全体の18.8%を占めた。

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