イランの最高指導者ハメネイ師の顧問を務めるベラヤチ氏は26日、2015年に同国が主要6カ国と締結した核合意について、いかなる修正も容認しないとの立場を表明した。イランのファルス通信が伝えた。

米国が核合意の修正、破棄の是非を判断する期限が来月12日に迫る中、トランプ大統領と24日に会談したフランスのマクロン大統領は、イランの核問題や弾道ミサイル開発、シリアなど周辺諸国への影響力行使に対応する「新合意」について協議したと明らかにした。

ファルス通信によると、ベラヤチ氏は記者団に「イランは現行合意のいかなる変更や修正も受け入れない」と表明。「トランプ氏が合意から離脱するなら、イランも無論、離脱する。われわれにメリットがない核合意は受け入れられない」と強調した。

トランプ大統領は、欧州当事国が来月12日までに核合意の「ひどい欠陥」を修正できなければ、破棄して制裁停止を解除する構えを見せている。

ベラヤチ氏は「イランに制裁を科すことは、表向きの理由が何であろうとも、容認できない」と述べ、現行の合意にとどまるようにトランプ大統領を促すために修正を加えれば、「効力を失う」ことになると主張した。

また、欧米の要請に応じて周辺地域への影響力行使を控える考えはイランにはないと言明した。「ここはわれわれの地域だ。ここで活動することは正当化される」と述べた。

[アンカラ 26日 ロイター]
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