[ソウル 9日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、8日に実施された短距離弾道ミサイルと長距離砲の発射実験を監督し、核戦力の即応性について重要性を強調した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が9日に報じた。
実験の目的は、地域の敏感な軍事情勢に対抗するための迅速な対応態勢を確保することで、核防衛システム「核の引き金」の運用信頼性の検査も行われたという。
KCNAによると、600ミリ多連装ロケットシステムと戦術弾道ミサイル「火星11」が実験に使われた。
火星11は北朝鮮の短距離弾道ミサイルのシリーズで、ロシアに供給され、ウクライナへの攻撃に使われているとウクライナや西側当局者はみている。
KCNAは「金氏は、戦争を抑止し、あるいは戦争を戦うために、核戦力の通常の戦闘態勢を着実に完成させることが非常に重要だと述べた」と報道。
金氏はまた、北朝鮮は長距離精密打撃能力と兵器システムの効率を着実に向上させる努力を続けるべきだとも述べたいう。
韓国の軍関係者とアナリストは、8日のミサイル実験は短距離ミサイルの性能をテストし、輸出用にアップグレードすることが目的との見方を示した。