Neha Arora
[ニューデリー 13日 ロイター] - インド政府が重要な鉱物資源の開発を進めるため、鉱山業者を技術的に支援する研究機関への資金提供を計画していることが、政府関係者への取材や関係省庁の書簡で分かった。リチウムなどエネルギー転換技術に不可欠な鉱物をほぼ全面的に輸入に依存する状態から脱却し、国内で産業を立ち上げようと、政府が取り組みを進めていることが明らかになった。
鉱山省は7月11日付の書簡で科学産業研究機構(CSIR)国立学際的科学技術研究所(NIIST)に対し、重要鉱物の抽出方法に関する技術支援を鉱山業者に提供するよう要請した。政府筋によると、国内の他の5つの研究機関にも同日、同じ内容の書簡が送られた。
政府筋によると、政府は研究機関と企業との協力を促進するために約5000万ドルを投入し、精錬や抽出の技術改良を進める方針。研究機関と企業に共同提案を募り、承認された場合には総コストの最大75%に相当する資金が提供されるという。
政府はこれまでにも国内で重要鉱物の採掘産業を育成しようとしてきたが、成果は芳しくない。6月にはチャッティスガル州でリチウム鉱区の採掘権を付与したが、ジャム・カシミールでのリチウム採掘権の入札は、鉱物の濃度が低く、採掘コストが高いため、応札者がゼロだった。