体制崩壊への恐怖感

とはいえ、中国軍部と関係を持つ筋によると、中国政府は依然として金正恩氏を刺激し過ぎないよう慎重に事を運びたい意向だ。

1つには、金氏が中国の方向にミサイルを向ける手段にさえ出かねないとの懸念があるという。

「金氏は、可愛がると同時にたたいてしつける必要のある犬のようなものだ。しかし激しくたたき過ぎると噛みついてくるだろう。そこが難しいところだ」とこの関係筋は語った。

複数の外交筋によると、中国政府は北朝鮮の体制が突如崩壊する可能性も警戒している。そうなれば大勢の難民が国境を越えて中国に押し寄せる恐れがある。中国政府としては、米国と韓国の軍が北朝鮮に入り、中国国境に到達する可能性も案じなければならなくなる。

中国が本当に北朝鮮の体制崩壊を望むなら、石油や食糧を含め、貿易を全面的に停止したり、金銭的な取引を止めれば済む話だ。

中国は石炭輸入を停止すると同時に、外交努力にも力を入れている。

王毅外相はこの週末にミュンヘンで、国連制裁への支持を約束しながらも、北朝鮮との新たな協議への希望を捨てていないと述べた。

(Ben Blanchard and Philip Wen記者)

[北京 20日 ロイター]
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