[東京 1日 ロイター] - 午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(151.67/70円)から小幅安の151円前半で推移している。政府・日銀による為替介入への警戒感から、ドルの上値は重い。

ドルは朝方からじり安で推移。短期筋による利益確定の動きや神田真人財務官による円安けん制発言を受けて、ドル売り/円買いが優勢となった。

仲値にかけては実需の売り買いが交錯。「ドルを買えていない国内輸入企業がある一方で、国内輸出企業は売り急ぐ様子はなく、(ドルは)下がりにくい」(国内銀行セールス)との声が聞かれた。

前日の海外市場でドルは一時151.74円付近と1年ぶりの高値まで上昇。日銀金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)運用の再柔軟化が決定されたものの、「事前報道以上の変更がなかったことや植田和男日銀総裁の会見もみても、日銀が正常化に向けて動くという印象はなく、安心感から円売りが強まった」と、SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏はみる。

今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが予想されている。ただ、「米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を再確認し、週末に発表される米雇用統計が底堅い内容となれば、ドル買いとなり、昨年の高値(151.94円)付近を抜ける可能性がある」(三井住友銀行のチーフストラテジスト、宇野大介氏)との声が聞かれた。

ユーロ/円は159.97円付近と上昇が一服。前日には一時160.83円付近と、15年ぶりの高値を付ける場面があった。

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