[マニラ 26日 ロイター] - フィリピン沿岸警備隊は26日、中国と領有権を争う南シナ海スカボロー礁で中国が設置した浮遊障壁について、フィリピン側が切断して一部を除去した後、中国海警局が残骸を撤去したと明らかにした。現場で双方がにらみ合う状況にはならなかったという。

沿岸警備隊のジェイ・タリエラ報道官がラジオとニュース専門局に語ったところによると、漁民を装った同隊の隊員が前日に小型船で乗りつけて長さ約300メートルの浮遊障壁を切断し、いかりの部分を撤去したという。

中国海警局の船4隻が現場にいたが、フィリピン船上にメディア関係者が乗っているのを見てからは「それほど攻撃的ではなかった」という。

タリエラ氏によると、中国側は障壁がもはや連結しておらず礁湖をふさいでいないと確認し、数時間後に残骸を撤去したという。

フィリピンのマナロ外相は同日、障壁を除去したことについて、政府の見解に沿って主権を行使したと説明した。

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