[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシア統計局が7日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.17%増加した。

伸び率は過去3四半期で最大で、ロイターがまとめた市場予想の4.93%増を上回った。第1・四半期の実績は5.04%増だった。

第2・四半期のGDPは前期比(季節調整前)では3.86%増。市場予想は3.72%増だった。

2022年のインドネシア経済はコモディティー(商品)を中心に輸出の堅調に支えられた。ただアナリストは、商品価格安や各国の利上げで需要が低迷し、景気に影響を与えると予想している。

22年8月から23年1月にかけて行った225ベーシスポイント(bp)の金融引き締めも内需に影響する見通し。

一方、第2・四半期の家計支出は前年比5.23%増加し、22年第3・四半期以降で最も高い伸びを記録した。家計支出はGDPの半分以上を占める。

4月下旬のイスラム教の断食月とイード・アル・フィトル祭、6月の学校休暇が家計支出を押し上げたと統計局は説明した。

投資と政府支出も4.63%と10.62%とそれぞれ倍以上拡大した。

一方、輸出は前年比2.75%減少し、10%超の伸びを記録した前期からマイナスに転じた。

22年のインドネシアの成長率は5.3%と9年ぶり高水準だった。政府は23年も同水準の成長を目指している。中央銀行は23年のGDPは4.5─5.3%拡大すると予測している。

一部のエコノミストは下半期の景気減速を予想。外需低迷で輸出が減少する可能性が高く、来年2月の選挙を控えて企業が投資の決定を先送りする可能性があると指摘している。

メイバンク・インドネシアのエコノミストは第2・四半期で経済活動がピークに達したと分析。融資の伸びが6月にすでに鈍化していると述べた。

ルピアは対ドルで0.1%下落。

アイルランガ・ハルタルト経済担当調整相は7日、記者団に対し、今年の経済成長目標である5.3%を維持すると表明。今四半期の支出を拡大する計画だと述べた。

ANZのクリスタル・タン氏は「経済は持ちこたえており、内需は底堅い。インドネシア中央銀行は今後も忍耐強く、対外的な安定を優先するだろう。年内の金融緩和への転換の可能性は低い」と述べた。

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