[プノンペン 23日 ロイター] - カンボジアで23日実施された下院選挙は、フン・セン首相(70)率いる与党カンボジア人民党(CPP)が圧勝を宣言した。
選挙はCPPとほぼ無名の17政党の間で争われたが、CPPの唯一のライバルとみられた野党キャンドルライト党が書類の不備を理由に排除されるなど有力な対抗馬がいない中で実施された。
選挙管理委員会によると、23日夜の時点でCPPがリード。投票率は84%だった。
CPPの報道官は獲得議席はまだ不明としつつ「われわれが地滑り的勝利を収めた」と述べた。
今後の焦点は首相在任38年のフン・セン氏から長男フン・マネット氏への権力継承時期だ。フン・セン氏は20日、フン・マネット氏が8月にも首相に就任する可能性があると述べた。
首相就任には選挙で当選し下院の支持を得る必要があるが、CPP報道官はフン・マネット氏が当選したのは「非常に明白だ」と述べた。
フン・マネット氏は米英の大学で経済学を学び、米ウエストポイントの陸軍士官学校にも通った。
主要国は同氏が父親の権威主義的な路線を踏襲するのか、もしくは自由主義の拡大や西側流の民主主義を追求するのか注視する。
23日の投票後に記者団から首相就任の可能性などについて問われたフン・マネ氏は「ノーコメント」と述べるにとどめた。