[ジュネーブ/ロンドン 14日 ロイター] - 国連開発計画(UNDP)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)とそれに伴う物価と金利の高騰で1億6500万人が新たに貧困に陥ったとの推計を示し、各国財務相に貧困国への債務返済猶予を求めた。
UNDPは、これにより世界人口の20%超に相当する約16億5000万人が1日3.65ドル未満の収入で生活し、食事の確保に苦慮していると説明。新たな貧困層は全て中・低所得国の人々だと指摘した。
貧困率はコロナ禍開始までは徐々に低下していたが、その後増加に転じている。
UNDPは、昨年は低所得の25カ国が歳入の20%以上を債務の利払いに充てたと推計。これは2000年以後最多で、世界で金利がさらに上昇すれば、その数が増える恐れがあるという。
UNDPのシュタイナー総裁は「特に低所得国は債務を負担しきれない状況になっている」と述べた。