[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのチャーマーズ財務相は6日、LNG(液化天然ガス)産業の負担を増やす方向で石油資源利用税(PRRT)を改正すると表明した。これにより向こう4年間で24億豪ドル(16億ドル)の歳入増加を見込む。
財務省によるガス移転価格規則見直しを受けた11の勧告のうち8つを採用する。その中にはLNGプロジェクトのPRRT評価対象所得を控除によって相殺できる割合を7月1日から90%に制限する提案が含まれている。
チャーマーズ財務相は「現行制度では、ほとんどのLNGプロジェクトが2030年代までPRRTの負担が非常に少ないと予想される。改正案はこの問題に対処する」と述べた。
財務省のガス料金見直しは、前政権下で始まった。アルバニージー政権は前政権で法制化につながらなかった、別の検証作業による8つの勧告も並行して進めるという。
オーストラリア政府は9日に2023/24年度(7─6月)予算案を発表する。税収拡大で財政収支は大幅に改善すると予想されている。
オーストラリアは、カタールや米国と並ぶ世界有数のLNG供給国で、ウッドサイド・エナジーやサントスの国内企業のほか、シェブロン、コノコフィリップス、シェル、INPEXなどが10のLNGプラントを運営している。