[6日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイス・グループが投資銀行部門のファースト・ボストンをより専門的なサービスを提供する「スーパーブティック」として投資家に売り込み、最大35億ドルへの収入増を見込んでいることが分かった。刷新した同部門向けの資金調達を目指している。ロイターが会社の文書を確認した。

マーケティングプレゼンテーション資料によると、経営不振のクレディ・スイスは「CSファースト・ボストン(CSFB)」の急回復に賭けている。

1月の投資家向け売り込みでは、同部門が独立するほか、「市場環境の正常化」を前提として、昨年10月に掲げたばかりの部門純収入目標25億ドルを上回ることを望んでいると表明した。

また、再編された同部門が競争力を持つ理由を説明。大手銀行よりも的を絞っていながら、ファイナンスを提供しない助言会社よりも幅広いサービスを提供する「スーパーブティック」になるとした。

5億ドルの資本調達に関する詳細な条件も盛り込まれており、クレディ・スイスが年利6%の5年物交換型債務証券による資金調達を検討していることが初めて明らかにされた。

この資金は親会社のクレディ・スイスが調達し、スピンオフ(分離・独立)または新規株式公開(IPO)が行われた場合、投資家はこの債券をCSFBの株式に交換する必要がある。

関係筋によると、クレディ・スイスは24年か25年にCSFBのIPOを目指している。

クレディ・スイスはコメントを避けた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。