[東京 23日 ロイター] - 松野博一官房長官は23日午後の臨時閣議後に会見し、2023年度予算案について現下の重要課題に対応する一方、国債の新規発行額を対前年度で減額するなど「めりはりの効いた予算になった」との考えを示した。その上で、歳出・歳入両面で改革を継続し、経済再生と財政健全化の両立を図っていくと語った。
政府は、歳出総額が11年連続で過去最大となる2023年度一般会計予算案を閣議決定した。歳出総額は114兆3812億円。新設の防衛力強化資金を一括計上することで防衛関係費が膨らみ、年度当初比での増加幅は歴史的な水準となった。
松野長官は日本の財政状況は一層厳しさを増しているものの、「財政規律を守ることは重要だ」と強調。足元の経済状況に機動的に対応しつつ、財政健全化に取り組んでいくと述べた。
<北朝鮮のミサイル発射、「厳重に抗議し強く非難した」>
北朝鮮は午後4時31分頃、少なくとも1発の弾道ミサイルを東方向に向けて発射した。松野長官は、北朝鮮は今年に入ってから高頻度でミサイル発射を繰り返し、地域の緊張を著しく高めていると指摘。急速に挑発をエスカレートさせる一連の行動は断じて容認できず「北京の大使館ルート通じて厳重に抗議し、強く非難した」と語った。
(杉山健太郎)