[アムステルダム 12日 ロイター] - オランダのフクストラ外相は12日、国連がロシアのウクライナ侵攻に関する罪を問う特別法廷を設置する場合、オランダが喜んで開催場所を提供すると述べた。
欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は先月、国際社会の幅広い支援を得る形で新たな法廷を設け、「侵略罪」に該当するロシアのウクライナ侵攻を必ず罰する必要があると訴えている。
フクストラ氏は、ロシアの戦争犯罪捜査を進めている国際刑事裁判所(ICC)の作業を新法廷が妨害してはならないと指摘。ただ「ロシアの侵略や戦争開始の罪を裁くには特別法廷が必要という合意が広がりつつある。ICCではこれは実行できない」と説明した。
法律専門家によると、侵略行為を追及するICCの管轄権はICCの加盟国やその管轄権受け入れに同意しているウクライナなどの国にしか適用されず、ロシアはこの条件を満たしていない。ICCはオランダのハーグに本部がある。
一方、ICCのカーン主任検察官は先週、侵略行為に関する裁判の場として最もふさわしいのはICCだと改めて訴えた。