[メキシコ市 1日 ロイター] - メキシコ中央銀行が1日発表した統計によると、10月の同国への送金は53億6000万ドルと、前年同月から11.2%増加した。7月に過去最高となった53億0100万ドルを更新したほか、50億ドル超の送金は6カ月連続となった。

中低所得国への送金は今年、米ドル相場上昇と米労働市場の回復力を背景に大幅に増加している。

ゴールドマン・サックスの中南米調査担当責任者、アルベルト・ラモス氏はノートで「米国で賃金と所得が引き上げられ、財政支出やドル相場上昇を支えた一方、メキシコでは経済活動と雇用が大きく落ち込み、2020/21年の米国からのドル送金を刺激した」と指摘した。

10月の送金は平均385ドル。1─10月の送金総額は前年同期比14.6%増の483億3000万ドルだった。

ロペスオブラドール大統領は、送金は年内に600億ドルに達するとの予想を示している。

ただラモス氏は、送金は今後伸び悩む可能性があると予想。「米国での活動と所得の伸び鈍化のほか、21年に送金額が多かったことから、今後数四半期は送金ペースが鈍化するとみられる」と述べた。

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