[東京 3日 ロイター] - 松野官房長官は3日午前の会見で、ペロシ米下院議長の台湾訪問を踏まえて実施する中国の軍事活動について「懸念を有している」と述べた。中国側が4日正午から行う軍事演習の対象地域とした海域には日本の排他的経済水域(EEZ)が含まれているため、日本から中国側に懸念を表明したことも明らかにした。
松野長官は、台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとって重要であり、台湾を巡る問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが日本の従来からの一貫した立場だと説明した。
ペロシ氏は日本訪問も予定しており、松野長官は会談相手などは調整中とした。
アジア歴訪中のペロシ米下院議長が台湾を訪問している。米大統領の継承順位2位の下院議長による台湾訪問は25年ぶりで、3日に蔡英文総統と会談する。中国国防省は、ペロシ氏の台湾訪問を踏まえて中国軍は厳戒態勢を敷き、「的を絞った軍事演習」を開始すると発表した。
<日野自のエンジン不正問題、「極めて遺憾」>
松野長官は、日野自動車のエンジン不正問題について、約20年間にわたって複数のエンジンを対象に行われてきたことを踏まえると「自動車認証制度の根幹にかかわる事案であり、極めて遺憾だ」と述べた。
国交省が3日から日野自に対する立ち入り検査とヒアリングを実施するなど、同問題について「厳重に対応していく」と語った。
(杉山健太郎)