
地上波向けにアップデート
中堅政党に向けた足掛かりを得た後の最新のアップデートは9月に発表された、元厚生労働官僚で元自民党衆院議員の豊田真由子の登用だ。豊田は8年前、秘書への暴言などを報じた週刊誌報道を受けて自民党を離党し、無所属で出た衆院選も落選後は政界から離れた。これまで参政党とは無縁だったが、霞が関や永田町との「通訳」として、神谷はいきなり党の政調会長補佐兼ボードメンバー(5人の執行部の1人)に抜擢した。
豊田自身にその役割を聞くと「違う立場の発信に『相手は全然分かっていない』としないで取りあえずきちんと聞くこと」と語り、参政党が国会やメディアと対話の糸口をつくった印象を受けた。
また、参院選以降に目立つようになったデモについて神谷に問うと、「わが党は基本的にデモには参加しない。行きすぎちゃうから」と答えたのも意外だった。さらに「主張を穏健化させると党のエッジが弱まるのでは?」と問うと、「バランスを取る」という言い方をした。
「とがった角を取らないと、権力を動かしている人と会話ができなくなってくる。議論の土俵には乗らないと。だからと言ってエスタブリッシュメントに染まって言いなりになろうなんてことは全く考えていない」
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