複数の目撃情報によると、発光体が出現したのは10月27日夜明け前。

物体はエメラルドグリーンの強い光を放ちながら空を横切り、発光の尾を残して大気中で分解したとされる。

現時点では、当局から正式な発表は出ていない。

昨年にも南ロシア上空で、空中で崩壊する「謎の火球」が目撃されている。

その際にはスタヴロポリ地方、カラチャイ・チェルケス共和国、クラスノダール地方、カルムイク共和国など複数の地域住民がSNSに映像を投稿。

国営通信RIAノーボスチによれば、住民の中には「隕石」や「彗星」とみる声のほか、「衛星」あるいは「敵性物体」とする意見もあったという。

気象観測アカウント「Weather Monitor」は28日朝、「約1時間前、明るくゆっくりと移動する隕石がロシア・モスクワ上空を照らした」と投稿。

またオープンソース情報アカウント「Open Source Intel」は、「今朝早く、明るい緑の光がモスクワの空を横切り、住民を驚かせた。発光体はすぐに姿を消した。おそらく隕石だろう」と報告した。

ロシアの宇宙関連機関や防衛当局から正式な見解はまだ出ておらず、現在確認できるのは映像と市民の目撃情報のみである。

今回の出来事は、ロシア国内外で改めて「宇宙監視システム」や「大気圏突入物体の早期探知」の重要性について議論を呼び起こす可能性がある。

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