しかしトゥローポールが言うように、いま必要とされているのは完璧主義以外の選択肢を増やすことだ。

そのように考えているのは、トゥローポールだけではない。例えば、肉以外のタンパク質を用いた新しいメニューをレストランで提供する料理人も現れている。

米ニューヨーカー誌に「世界で最も予約困難なレストランの1つ」として紹介されたデンマークの首都コペンハーゲンにあるレストラン「アルケミスト(Alchemist)」の共同オーナー、ラスムス・ムンクはそうした一人だ。彼は、昆虫のチョウを食材として用いたメニューを手掛けている。

「食べても安全なチョウを飼育している。小さなチョウ1匹には、鶏肉の3倍のタンパク質が含まれている。しかも、飼育も難しくない」と、ムンクはクライメート・ウイークNYCで語っている。「レストランは新しいものを人々に知ってもらうのにぴったりの場所だと思う」

もっとも、スーパーマーケットでチョウがそのままの形で売られる時代が来るとはあまり思っていない。「将来的にはパウダー状で販売されて、ほかの食べ物に混ぜて食べられるようになるかもしれない」と、ムンクは言う。

「好きなものを諦めなくてもいい」
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