<映画顔負けの機動は本当に起きたのか。中国空軍パイロットの証言が、緊張続く東シナ海の現実味をさらに濃くする>

中国空軍の戦闘機と外国軍機がニアミスし、映画『トップガン』さながらの危険な飛行を繰り広げた──10月3日、中国中央電視台(CCTV)のドキュメンタリー番組で、中国人民解放軍の空軍パイロット、李超(リー・チャオ)がそう証言した。

昨年、中国沿岸海域付近で行われた訓練中に李がJ-16戦闘機を操縦していると、外国のステルス機2機が10~15メートルの距離まで接近。李は機体をバレルロールさせ、相手機の真上を逆さまに飛行したという。

その後、両機を同時にロックオンしたところ、2機とも離脱し、それ以降は姿を見せていないと説明する。

このニュースが流れたのは、中国機が危険な接近や威嚇的な迎撃を繰り返しているとアメリカなどが批判している最中のこと。

同じ時期に、東シナ海を巡回中のカナダの哨戒機が中国機に急接近された事例も報告されている。

中国の挑発的な行動は今後も続くだろうが、偶発的な事故が米中の本格的な衝突に発展するリスクに懸念が高まっている。

「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます