ファスト&スロー

 著者:ダニエル・カーネマン、村井章子(訳)

 出版社:早川書房

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2002年にノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』。私たちは様々なことを「自分で決めている」と思い込んでいますが、本書では「その限りではない」ことを指摘し、人間の意思決定にまつわる真実を解き明かします。

本書によると、人間には2つの思考モード「システム1(速い思考)」と「システム2(遅い思考)」が備わっているといいます。システム1(速い思考)は、自動的に高速で働く思考。一方のシステム2(遅い思考)は、複雑な計算など頭を使わなければできない知的活動を行う思考です。

たとえば、「突然聞こえた音の方角を感知する」のはシステム1で、「がやがやした部屋の中で、特定の人の声を聞き分ける」のはシステム2。両者は共に働いていますが、システム2は、システム1が処理しきれないときのみ稼働するそうです。

ビジネスや日常生活で、より良い意思決定をしたい人におすすめの一冊です。

ミルトン・フリードマンの日本経済論
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