他人の感情は、「自分ならこう感じる」という基準でしか理解できない。ある状況に対する他人の反応も、「自分ならこう反応する」という基準でしか理解できない。その理由は単純で、それ以外の基準を知らないからだ。
05-破局視
いつも最悪の結果ばかりを想定すること。何でもない出来事を根拠に、何か壊滅的なことが起こると確信する。自分を信じられない人、自分は変化に適応できないと思い込んでいる人によく見られる症状だ。いつも最悪の結果を想定していれば、どんな結果になってもショックを受けることはない。
06-個人化
すべての出来事を、自分にどんな影響があるか、自分にとってどんな意味があるかという文脈で解釈する。人がすること、言うこと、考えることは、すべて自分への賛同か、あるいは反対かのどちらかだ。こういう考え方をする人は、自分に関係ない世界も存在するということがわかっていない。
他の症状としては、他人の知性や魅力が自分のそれにも何か関係があるかのように、自分と他人を比較するというものもある。ここでの間違いは、経験すること、会話の内容、他人の視線などが、すべて自分の価値について何か言っていると解釈することだ。
07-誤ったコントロール観
誤ったコントロール観にはふたつの作用がある。ひとつは、自分は外的にコントロールされていると感じること(自分は無力で、運命の犠牲者だと感じる)。そしてもうひとつは、自分は内的にコントロールされていると感じることだ。
後者の場合、自分は周りにいるすべての人の苦痛や幸せに関して責任があると感じる。どちらの症状も、自分の人生を健全で生産的な形でコントロールしていないことから生まれている。