援助物資をパレスチナ自治区ガザに届けようとする国際船団の主催者は、ガザ地区に接近した際に、イスラエル軍が船舶を拿捕し、臨検を実施したと明らかにした。
複数の乗員によると、約20隻の船舶が1日、船団に接近。乗員らは救命胴衣を着用し、拿捕に備えたという。
主催者は声明で、「複数の船舶が国際水域でイスラエル占領軍に不法に拿捕され、臨検された」と言及。臨検開始前には通信が妨害され、これにより各船舶からの通信に支障が生じたという。何隻の船が拿捕あるいは停止させられたかは不明。一部の乗員は、船が前進を続けたと証言している。
主催者は、乗員全員の安否確認に全力で取り組んでいるとしたほか、船団は「ひるむことなく継続する」と、強硬姿勢を崩さなかった。
これに先立ち、同国際船団は、イスラエルが海上封鎖を敷いている海域に近づく中、1日未明に船籍不明の複数の船舶が船団の一部に接近したと発表していた。
「グローバル・スムード船団」は、国会議員、弁護士、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんを含む活動家ら約500人を乗せた40隻以上の民間船で構成され、イスラエルによるガザ封鎖を阻止することを目的としている。
船団を巡っては最近、負傷者は出ていないものの、無人機(ドローン)によって攻撃されており、国際的に注目が集まっている。
[ロイター]

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