大気で何が起きているのか?

地磁気の乱れは、太陽から常に放出されている荷電粒子の流れ「太陽風(solar wind)」が、地球の磁場と衝突することで発生する。これによって、衛星や無線通信、GPSに障害が生じることがある。

1970年代後半以降、北半球では、こうした太陽粒子が人間の健康、特に心臓に影響を及ぼす可能性があるといくつかの研究で示されてきた。

考えられるメカニズムとしては、血圧や心拍数の変動、さらには体内時計(概日リズム)への影響などが挙げられている。ただし、研究者たちは、こうした関連性がまだ科学的に確立されたわけではないことを強調している。

「このテーマについて、この緯度で行われた研究は今回が初めてだ。ただし、結論を出すには至っておらず、特に女性の間で過度な不安を引き起こす意図はない」と、ヘゼンデ氏は述べている。

なお、この研究にはいくつかの制約もある。対象地域は1都市のみで、医療研究として理想的とはいえないサンプルサイズにとどまっている点だ。

「とはいえ、今回の結果は、仮説的ながら科学的意義と関連性を持つ実証的な所見であり、科学的な文脈において無視すべきではない」とヘゼンデ氏は述べている。

「地磁気の乱れ」の予測は難しい
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