[バンコク 15日 ロイター] - タイの首都バンコクで15日、プラユット政権の新型コロナウイルス対策に抗議するデモが行われ、首相公邸周辺でデモ隊と警察が衝突した。衝突はここ1週間で5回目で、物を投げるデモ隊に対し警察は放水車や催涙ガスを使用した。
デモは数千台の車やバイクがバンコク市内を平和的に行進。政府のコロナ対応への不満からプラユット首相の辞任を求めた。
しかし、ここ数週間に頻発している反政府デモは再び首相公邸前で警察との衝突に発展した。当局は、新型コロナの緊急事態下で公の場で集会するのは違法だとしている。
タイでは昨年、若者主導の反体制デモに数十万人が参加し、当局が弾圧に動いたが、こうした抗議活動が支持層を広げて再び勢いを増しているもようだ。
新型コロナの感染拡大が過去最悪の状況に陥る中、政府の危機対応に批判が高まっており、以前はプラユット首相を支持していた政治団体などもデモに加わっている。
15日には数千人のデモ参加者が赤い旗を掲げてバンコク市内を車などで平和的に行進。多くの住民が通りに出て、通過する車列に応援を送るなど支持の姿勢を示した。
警察はデモ隊の強制排除について、公共の秩序を守るため、時に必要だとして正当化し、催涙ガスやゴム弾、放水車の使用は国際的な基準に沿って行ったと説明した。
警察トップによると、7月中旬以降の反政府デモで130人以上が逮捕された。