アクティスはなぜ聖人に?

アクティスは1991年5月3日にロンドンで生まれ、ミラノで育った。2006年10月に急性白血病のため15歳で夭折した。

彼は幼少期に独学でプログラミングを学び、カトリック関連の活動のためのウェブサイトを作成した。その中でも「聖体の奇跡」とされる事例を集めたオンラインカタログは世界中で閲覧された。

イタリア中部のアッシジにあるアクティスの墓には、カジュアルな服装とスニーカーに身を包んだ蝋人形が安置されている。現在、巡礼地として人気を集めており、彼に関連する遺物は世界中を巡っている。

【画像】カルロ・アクティスの墓に置かれた蝋人形

なお、教皇レオ14世は自身初となる列聖式の中で、アクティスの他にも、若くして亡くなった著名なイタリア人、ピエル・ジョルジョ・フラッサーティも列聖した。

フラッサーティは1901年にトリノの名家に生まれ、24歳でポリオにより亡くなった。貧しい人々への献身、慈善活動、友人たちとの信仰の共有で知られている。

教皇レオ14世は列聖式で、「人生における最大のリスクとは、それを神の計画の外で無駄にしてしまうことだ」と説教した。

「新たな聖人たちは、特に若者たちに対し、人生を無駄にせず、より高い目的に向かい、その生涯を最高のものにするよう呼びかけている」と続けた。

米マサチューセッツ州のホーリークロス大学で宗教学を教えるマシュー・シュマルツ教授は、アクティスの列聖について、AP通信に次のように述べた。

「アクティスは、カトリック信者がデジタル世界にどう向き合い、どう活用すべきかに関する模範を示した。時代を超えたカトリック的霊性を保ちながら、規律を持ってネットを使う姿勢の象徴だ。複雑化する現代カトリック世界において、彼は『シンプルさの新しい聖人』といえる」

列聖により今後、アクティスは若者やデジタル福音化活動の守護聖人として任命される可能性がある。彼の名を冠した教会や学校が建てられ、彼の遺物が今後も世界を巡ることで、若いカトリック信者たちの巡礼や信仰心を高める役割を果たすとみられる。

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【画像】カルロ・アクティスとはどんな人物?
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