実際、多くの視聴者が「なぜ暗いうちに走るのか」「なぜジムに行かないのか」「あの男を見たあと何が起きたのか」といった疑問を投げかけた。それに対しレイチェルは、ランニングマシンよりも外を走るほうが自分に合っていると説明し、出勤前かつ気温が上がる前に走るのが日課だと語った。
男の姿に気づいたあと、レイチェルは録画を止め、一気にペースを上げて家まで無事に帰り着いたという。
2023年にアディダスが実施した調査によると、女性ランナーの92%がランニング中に身の安全に不安を感じており、そのうち、51%が身体的な被害を恐れていることがわかった。
この調査は9か国・9000人を対象に行われたもので、女性ランナーの38%が身体的または言葉による嫌がらせを経験しており、そのうち、56%が望まない注目を浴び、50%があとをつけられたことがあると回答している。
こうした体験は女性に深刻な影響を与えており、調査では53%の女性が不安を感じ、40%が自分の無防備さを強く意識するようになったと答えている。その結果、ランニングへの関心を失った女性も46%にのぼった。
ミシシッピ州立大学は、歩行やジョギングをする際は一人を避け、ルートを日によって変え、人通りの少ない場所を避けること、高価なアクセサリーは身につけないこと、明るい色や目立つ服装を心がけること、そして行き先と帰宅予定時間を誰かに知らせておくことを推奨している。
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