「ほら貝はすでに広く入手可能だし、安全だ」

「ほら貝は(地域によっては)すでに広く入手可能だし、安全だ。やる気があれば、指導のもとでいつでも始められる。今後の研究によってその有効性が裏付けられれば、CPAPが使えない地域や医療資源が不足している地域において、睡眠時無呼吸症候群のケアを支援する低コストな手段になるだろう」

研究チームはすでに、インド国内での大規模な臨床試験に向けた倫理審査の承認を得ている。今後の研究では、シャンカ吹きが気道筋の緊張、酸素供給、睡眠構造に及ぼす長期的な影響を評価し、CPAPとの直接比較も行う予定だ。

ギリシャの欧州呼吸器学会で睡眠呼吸障害部門の責任者を務めるソフィア・スキザ教授はこの研究を評価し、「シャンカ吹きという古代の習慣が、筋肉トレーニングを通じて、一部の患者へのOSA治療法となる可能性を示す興味深い研究だ」と声明で述べた。

「より大規模な研究によって、この介入法に関する多くのエビデンスが得られれば、一部のOSA患者にとって、治療選択肢として、あるいは他の治療との併用手段として有益となる可能性がある」

【参考文献】

Sharma, K. K., Gupta, R., Choyal, T., Sharma, K. K., Sharma, D., & Sharma, T. (2025). Efficacy of blowing shankh on moderate sleep apnea: A randomised control trial. ERJ Open Research. https://doi.org/10.1183/23120541.00258-2025

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