変化の理由は多面的なようだ。スマホの普及は外出前の予定調整を可能にしたと、研究者らは指摘する。

かつて街角で自然発生していたはずの社会的交流は今やオンラインで起きている。一方、カフェチェーン店の増殖で、人々が空調やWi-Fiのある環境に移行している可能性もある。

研究チームは、今回の結果が都市公共空間の設計・再設計に役立つことを願っている。デジタル利用による分極化が、現実の人間関係の形を変えている現状ではなおさらだ。

「公共空間は市民生活の重要な要素だ」と、共同執筆者であるエール大学のアリアナ・サラザールミランダ助教(都市計画・データ科学)は指摘している。「公共空間を改善していくことで、人々が集うのに適した都市にできる」

チームは現在、欧州各地の都市広場40カ所に対象を拡大した研究を進めている。目的は、各文化での公共空間の利用法をよりよく理解すること。さらに、より有意義な人的交流を促す都市デザインの在り方を探ろうとしている。

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