[ブリュッセル/パリ 24日 ロイター] - ベラルーシ当局がアテネからリトアニアに向かっていた民間機をミンスクの空港に緊急着陸させ、搭乗していたベラルーシの反体制派ジャーナリストの身柄を拘束したこと受け、欧州連合(EU)はベラルーシ空域を飛行禁止とするほか、ベラルーシのベラビア航空の域内の空港発着を禁止することを検討している。
リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は、ベラルーシの空域は「安全でない」と宣言した上で、ベラルーシの航空機のEU空域の飛行を禁止するべきと主張。ポーランドは、身柄を拘束された反体制派ジャーナリストのロマン・プロタセビッチ氏が解放されるまで、EUとベラルーシ間の全ての航空機の運航を停止するよう訴えている。
ベラルーシによる強制着陸を受け、ラトビアの航空会社、エア・バルティックはベラルーシ空域の飛行停止を発表。フランスとアイルランドも、EUによる飛行制限に賛同を示している。
こうした中、欧州航空安全機関(EASA)は加盟31カ国に対し、ベラルーシを巡り「警戒」するよう通達。国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)は、ベラルーシ当局による強制着陸は主要な国際民間航空条約違反にあたる可能性があるとし、「強い懸念」を表明した。
国際航空運送協会(IATA)も、国際法の抵触を強く非難すると表明。「国際機関による完全な調査が必要」との見解を示した。