
一方、独自のソリューションを開発している病院もある。マサチューセッツ大学が運営する病院機構ユーマス・メモリアルヘルスはデジタル革命の最先端に位置していると、副理事長で最高品質責任者兼最高臨床情報責任者のエリック・アルパーは胸を張る。
同病院機構は先頃、救急集中治療、バーチャル通訳サービスや遠隔モニタリング、傘下病院間の患者移動を調整する移送・アクセスセンターの拠点として、総面積約1860平方メートルのデジタル・ハブを設立。これらの業務の一元化によって、コミュニケーションの改善が実現している。
「同じ空間にいることでより効果的に協力し合えるようになり、サイロ化の解消が進んでいる」と、アルパーは話す。
銃撃事件が起きた日も
サウスダコタ州のサンフォード・ヘルスは昨年11月、総面積約5570平方メートルのバーチャルケアセンターを立ち上げた。
「最大の恩恵の1つは、バーチャル治療やデジタルヘルスの正当性が目に見えるものになったことだ」と、同病院のデーブ・ニューマン最高医療責任者(バーチャル治療担当)は本誌に語る。
「センターへの投資や施設そのものがこの事業の永続性を表している。今だけでなく20年後も患者に貢献するだろう」
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